アイアンマン UK Ironman UK

アイアンマン UK Ironman UK
Swim 1.9km, Bike 90km, Run 21.1km
開催日:2004年 8月 22日   場所:イギリス シャーボーン

1.アイアンマンUK

8/22にハーフアイアンマンUK(HIMUK)に参加し完走してきました。 成績は練習不足のため、今ひとつでしたが、久しぶりのTAと UKの田舎町コースを楽しんできました。

8/20(金)

会場はイギリス南部Sherborne(シャーボーン)という古城と教会を 中心とする情緒ある田舎町。ロンドンから車で約1時間。

我が家からは570km、家族とともに車で8時間かけてたどり着いた。

宿泊施設数が限れれているこの町では、「ホームステー制度」を導入して おり、部屋を貸してもよいオーナー家に事前申し込みの上、宿泊できる。

お世話になった宿泊先

我が家も定年後の老夫婦の家にお世話になったが、石作りの大きな家 の訪問者用の独立した部屋(ベットルーム+リビング+シャワートイレ)を お借りした。

TVでオリンピック観戦もでき、子供も広い庭を走りまわり大満足。

パスタパーティー 質素!

夜はパスターパーティー(カーボパーティー)に参加したが、パンと飲み物、 ペンネパスタのみ。

イギリス人はもともと食事に質素なので誰も文句は言 わないがこれでは栄養が足りないよ。

8/21(土)

AMはコースでSWIM練習。古城裏側の林に広がる湖で水温は低くスーツ 必需。

無臭だが水は濁っているので入水後手首から先は見えない。

宮古の透明な海が懐かしい。

 Swim 練習



 Bike Check in

ゴールゲートにも「IRONMAN UK」の看板 が掲げられ最終仕上げ中。

バイク・トラバックをチェックインしたが、気候も 分からず「ハーフ」という中途半端な距離の為、ウエア・補給食に迷い、 結局かなり多めに預けた。

夜はオーナー家の庭で材用持ち寄りの バーベキュー大会、他の英人選手とともにアットホームで楽しい。


8/22(日)

5:00トランジションオープン。

会場(古城)前の広大な芝生に選手用駐車場が 準備されアクセスも良い。参加者1400人と規模も大きい。

スタート前

7:00の第1WAVEでプロと34歳以下男子スタートを見送る。

7:20の第2WAVEにて 35歳以上男子と女子とともにスタート。(私ももはや若くはないと実感・・・)。

水が濁っており前後左右まったく見えないから、そこらじゅうからパンチやキック が飛んで来るが、周りが高齢者と女子である事を考えると故意ではなし、あまり 頭にこない。

練習時に毎回攣ってしまう左足が気になりながらもなんとかゴール。

練習が足りないからタイムも当然今ひとつ。

トランジションで着替え中に急に 左足がお約束通り攣り、しばらく動けない。

まわりは51.5kmのレースのような勢い で皆飛び出していく。

ハーフってこんなにレース展開速いんだっけ・・・? 

 Bike

身に着けたJOYウエアと家族の応援に力をもらってバイクコースへ。

牧場、森を抜けるのどかなコース。

途中何度か通る石造りの町並みがUKらしい。

天候はUKにしては珍しく晴れた。

UKの晴れは暑くなくBikeには快適である。

永遠と続くアップダウン、どことなく三浦周回コースに似ている。なつかし〜

バイクは2LAP。途中第1WAVEのトップ集団が”ゴー”という風音とともに特急列車 のように隣を追い抜いていく。

自分は鈍行列車のようで嫌になる。

上り詰めた後には急な下りが待っている。

路面が悪い中75km/hを越える下り に冷や汗! 通過する町では沿道からの「Good job」「Well done」との声援が 励みになる。

どこの国でもこの声の暖かさは変わらない。

後半は踏み切る足も残らず、この後のRunに不安を感じたままトランジットへ。


 Run

気温も涼しいため、トラバックに入れてあった各種ウエアは取らずに、上下JOY ウエアのままRunに出た。

RunコースはIronmanシリーズの中でもっとも歴史的で 絵のように美しいと言われている。

メイン会場であるNewcastle前の芝生から出発 し、戦争の歴史を思わせる城壁、城門や朽ち果てた古古城の横、緑豊かな林を 抜ける2LAPコース。

Newcastle(といっても500年以上)をバックにゴールとなる。



隣は次男

平地は走れるが途中の高低差60mのだらだら坂は厳しい。

周回コースなので 途中でもらう家族の応援は嬉しい。

沿道を走って応援する息子達からは元気を もらえる。


 Goal

最後は名前と「Team Joy!」の場内アナウンスとともにゴール。

完走できてホッとできた。

しかし思ったより早いハーフのレース展開の速さに 驚いた。



きつかった!

昼過ぎのレース終了後に帰宅する人が多い為、夕方の表彰式もやや寂しい。

我が家も宿に帰りのんびりし、TVにてオリンピック女子マラソン野口の感動の優勝を観戦。

期待の英人ポーラーラドクリフが棄権してしまったため、オーナーにとっては 残念なレースだった。

余談だが、UKでは当然のことながら英人中心に オリンピック放映する為、乗馬、カヌー、ヨットなどがメインとなり、なかなか 日本人選手は見れない。

野口と北島は充分に映っていた。

8/23(月)


宿のオーナーから「よかったら来年も来てね」と温かい言葉をもらった。 家族と思い出を車に積んで、570kmの道のりを帰宅。しかし遠い・・・

オーナーは元海軍ヘリパイロット!

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選手のほとんどは英人。若い英人がウエアを着ていると、みんなプロのように 見えるから不思議である。

現地では日本選手を1人発見。

欧州本土からの選手もいたが、ハーフであることもあり、あまり数は多くない。

今回久々のTAでハーフが完走できホッとした一方で、フルに再度出るなら しっかり練習しなければならないこともよーく分かった。

家族・沿道の応援やチームウエアなど自分を励ましてくれるものの力の強さ も改めて実感した。

私を走らせてくれている全ての”人”と”環境”に感謝です!

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